エステセラピーとは
今日は、当スクールでお伝えしているエステセラピーについて、お話していきます。
文字通り、エステティックの「エステ」と「セラピー」を合わせた造語です。
エステティックサロンは、100店舗以上ある大型サロンから、個人サロンまで数え切れないほどあり、その目的も肌を美しく整えるものから、リラクゼーションに特化したものまで様々です。
いわゆる「エステ」と聞いてイメージされるのは、
お肌に良い成分が入ったスキンケアやオイルでハンドマッサージをしたり、美容マシーンを使用して、キレイになるというものだと思います。
悩みやコンプレックスが解消されることで喜びを感じたり、自信が持てるようになったり、心身ともにリラックスすることで心の幸せ度にも繋がるのが、このエステではないでしょうか。
さて、エステティック((A)Esthetic)という言葉には、「美学」「審美」「美意識」という意味があります。
ドイツの哲学者であり美学者でもあるバウムガルテン(1714〜1762年)は、自身の著書で「美とは人間に満足や快感を与える対象である」と定義し、美は見る人の心の中にあると提唱しました。
つまり、美はある対象の中ではなく、見る人間の心の中に存在するという思想にフォーカスした美学を提唱しました。
ちなみに現代の日本では、一般的にエステティックをこのように定義しています。
■ 総務省
「手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し、体型を整える等の指導又は施術を行う事業所をいう。」
■ 一般社団法人日本エステティック振興協議会
「エステティックとは、一人ひとりの異なる肌、身体、心の特徴や状態を踏まえながら、手技、化粧品、栄養補助食品および、機器、用具、等を用いて、人の心に満足と心地よさと安らぎを与えるとともに、肌や身体を健康的で美しい状態に保持、保護する行為をいう。」
次にセラピー(Therapy)という言葉には、「治療」「 療法」という意味があり、特に、薬や手術などによらない心理療法や物理療法のことを言います。
エステティックは主にエステティシャンが行いますが、セラピーは、医療従事者が行う理学療法や心理療法などと、癒しを目的としたボディセラピーやアロマセラピーなど、医療従事者ではない方が行うものがあります。
これらのことを元に、当スクールでお伝えする「エステセラピー」は、エステティックの「美」と、セラピーの「癒し」を融合させた、外面と内面のケアになります。
さらに脳科学の分野を取り入れ、「触れる」ことと「脳」の関係も加えた内容となっています。
外面である肌や体のケアと、内面である心(脳や心理)のケアをすることで、Well-Being(ウェルビーイング)を実現させていきます。
Well-Being(ウェルビーイング)については、また別の機会にお話しできればと思っています♪